FOMC結果発表!強い下落に!!

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こんにちは、FX課長です!

今週(13日~)のドル円FOMCを控えて、
主に114円後半をヨコヨコで推移する展開でした。
火曜(14日)には上攻めで一時115円台に乗せましたが、
あっさりと叩きおとされていましたね。

そして、ついさっきFOMCの結果発表があったわけですが、
予想通りの利上げが行われたものの
ドル円の反応としては強い下落という結果になりました。
市場は利上げは織り込み済みだった、ということですね。

これでアメリカ利上げネタはいったん一服です。
今日は日銀会合もありますが、それを無難に通過しけば、
また再びトランプ劇場に注目が集まりそうです。

ということで、主要テーマごとに
それぞれの現状についておさらいしていきましょう。

FX課長が解説!現在の市場のテーマ

・アメリカの利上げ動向

先ほど公表された3月FOMCでは、
大方の予想通り0.25%の利上げが発表されました。
しかし、市場の反応はドル売りということで、
典型的な材料出尽くしの形となっています。

少し流れを確認しておくと、
先月あたりからFOMCメンバーの利上げ示唆コメントが
かなり連発していたように思います。

そんな中で利上げが強く意識され始めたのが、
先々週火曜(2月28日)のダドリー NY連銀総裁の発言から。
ここからドル円は2週間あまりで4円弱も上昇しました。

この間に市場は3月利上げはほぼ織り込んでいっていて、
年3回というそれまで予想されていた利上げペースの
さらなる加速があるかどうかという点に、
注目が移っていっている、という状態でした。

今回のFOMCでは、利上げはされたものの、
この利上げペースの見通しに関しては、
それまでの年3回ペース(=今年は残り2回の利上げ)で
据え置きということになっています。

それまでの上昇根拠とされていた材料が発表されて、
そして、期待されたプラスαの材料が出なかったことで、
ドル円は強い下落で反応したということになりますね。

・トランプ政権の政策に対する期待と不安

本日木曜(16日)に、トランプ米大統領が予算教書を
議会に提出する予定となっています。
この中において、どういったレベルで具体的な政策、
とくに財政出動・減税に関するものが発表されるのか、
という点には注目しておきたいです。

現在の相場というのは、トランプ政権の方針である
強い景気刺激政策に対する期待感によって
支えられているわけですよね。

ただ、債務上限問題もある中で、
減税をして財政支出を拡大していくという、
ハードルの高い作業になるわけで、
「やっぱり無理だった」ということになるかも、
という警戒感も高まってきています。

今までも何度となく、「出るか」と思わせながら
やっぱり出ないというのを繰り返してきましたが、
今回はどうなるんでしょうか?
”内容次第”ではFOMCでの下落を
跳ね返すだけのポテンシャルはあるとも思いますが、
期待せずに見守っておくつもりです。

G20財務相中央銀行総裁会議

金曜(17日)から2日間、ドイツのバーデンバーデンで
G20財務相中央銀行総裁会議が開かれます。
注目されるのは、アメリカの保護主義的な動きが
この会議でどうでてくるのかというところ。

共同声明の草案に関して、ロイターによると、
「為替の安定に関するコメントが削除されて、
貿易黒字の国を批判する内容のコメントが復活した」
といった内容の報道もされています。

アメリカの意向がこういうところに反映されてきた
ということなんですが、
ドル円としてはちょっと怖いですよね。

アメリカからはムニューチン米財務長官が出席しますが、
為替に関するコメントが出てくる可能性もあるので、
それも含めて十分に警戒しておきたいところです。

コラム「材料出尽くしのパターン」

今回のFOMCでは「噂で買って、事実で売る」という
いわゆる材料出尽くしのパターンとなりました。
利上げというドル円の上昇材料が発表されたのに、
結果としては、強い下落。

はじめのうちはなかなか理解しにくいかもしれませんが、
チャートでは本当によくあるパターンなので、
これは意識するようにするといいと思います。

なぜこういう動きになるかというのは、
その相場に参加している人たちの気持ちになれば
それ程違和感はないと思います。

例えば、経済指標で良い結果が期待される場合、
儲けたければ、それが発表される前に買いますし、
結果が発表されて上昇したところで売りたいと
思いますよね。

買う人が多ければ上昇するし、
売りたいと思う人が多ければ下落するのが相場です。
それを考えれば、期待された良い結果が出て下がる
というのは、当然の動きとも言えるでしょう。

ちなみに、先週水曜(8日)の米ADP雇用統計から
金曜(10日)の米雇用統計の動きも
こういった感じの流れだったように思います。

米ADP雇用統計でかなりの好結果だったことで、
本番の米雇用統計の好結果が期待が高まります。
そして、本番の結果はまあまあ良かったので
一瞬は上げますが、その後は強い下落になっていった。

こういうシナリオをあらかじめイメージとして描けると、
また新しい相場の見方ができると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね!