FOMC間近!!発表に控えよう!

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先週(6日~)のドル円は前半は114円を割り込んでの
頭の重たい展開が続きました。
ただ、下落がどんどん進むわけでもなく、
113円半ばでは跳ね返されるという形。

この流れが変わったのが水曜(8日)に発表された
米ADP雇用統計でかなり強い結果が出たところから。
ここから金曜(10日)の米雇用統計に向けて
上昇が継続し一時は一時は115円半ばまで伸ばします。

注目の米雇用統計では上々の結果が出ましたが、
この高値には届かないまま下落へ転じ、
週末の引けでは115円台を割り込んでいる状態です。

今週(13日~)はいよいよ注目のFOMCですね。
どういう展開になるのかを占うために、
先週の相場復習から始めていきましょう!

FX課長が振り返る!先週の相場概況

先週のドル円はの大まかな流れは、
前半に下押し、後半に上昇という形でした。
細かい動きを加えると、米雇用統計発表後の動きが
特徴的だったので、これも加えて、

(1)週前半の頭の重たい展開
(2)米ADP雇用統計発表後の上昇
(3)米雇用統計発表後の下落

の3つに分けて振り返っていこうと思います。

(1)週前半の頭の重たい展開

前週は111.70円から114.70円まで上げるという
強い上昇を見せていましたが、
金曜(3日)の深夜にこの高値をつけて以降、
週引けにかけては114円を割り込むという急落。

この急落の勢いが先週に入って、
どの程度継続するかが1つのポイントでした。

先週月曜(6日)は114円前後からのスタート、
早朝は一時的に114円に乗せる時もありましたが、
これは継続せずにすぐに下落が始まります。
この動きで113.50円の手前まで下落しています。

このレートは、前週木曜(2日)と金曜の高値を
ダブルトップと見た時のちょうど目標値あたり。
また、上昇が続いた前週水曜(1日)に
押し目を作ったラインでもあります。

この後は、重要イベントの米雇用統計が
金曜に控える中、動き出すには材料不足で
いまいち強い方向感が出ないまま
この113.50円と114円の間で上下をする
展開となっていきます。

(2)米ADP雇用統計発表後の上昇

米雇用統計の前哨戦とも言われる
米ADP雇用統計は水曜に発表されますが、
この日の動きもちょっと確認しておきましょう。

前日深夜のトランプ米大統領による
薬価引き下げをにおわせるTwitter上の発言で
この日の日経平均は大きく下落をしています。

その影響で東京時間のドル円も114円手前から
下落が継続して113.50円に迫っていきます。
ただ、ここでしっかり止められると、
東京株式市場が引けるとともに上昇に転じて、
再び114円に突っかける動きとなりました。

そして、そのまま114円にしっかり乗せてきて
上に走る気配を見せる中で米ADP雇用統計発表、
これが予想を大きく上回る好結果となって、
さらにドル円は強い上昇を見せていきます。

この上昇で一気に前週高値114.70円に
タッチすると、いったんはここから調整の下落。
ただ、これも114.20円まで押すのが限界。

米ADP雇用統計のかなりの好結果から生まれた
利上げに対する思惑によって、
ここからドル円の上昇が金曜の米雇用統計に
向けて継続し、金曜には115.50円という水準まで
値を伸ばす局面もありました。

(3)米雇用統計発表後の下落

金曜の米雇用統計発表前には
3日間で113.50円から115.50円まで2円近く
ほぼ一本調子で上昇し続けたという状態でした。

少し細かい動きまで見てみると、
大イベントの発表前には、このポジション調整で
小規模ではありますが、
ちょっとした急落なんかも起こっていました。

そんな中、115.20円で米雇用統計の発表となり、
雇用者数・失業率はしっかり予想をクリアしていて、
結果はそこそこの結果だったと思います。

ただ、米ADP雇用統計ほどの好結果ではなく
平均時給の項目に関しては予想を下回っていたり、
さらなる利上げの思惑がふくらむという感じでは
なかったように思います。

この結果を受けて、ドル円は大きく上下しながらも
下値を更新していく展開となっていき、
週末の引けは114.80円ということになりました。

それまでに上昇が続いていたということを考えると
週末ということもありますし、
この反応は自然と言っていい気がしますね。

想像すると、市場は年4回の利上げまで思惑を
ふくらませつつあったのかもしれません。
それには米雇用統計の結果じゃ足りなかった、
というような見方もできそうです。

この利上げペースの加速というのは、
今度のFOMCではキーポイントになると思うので、
意識してながら見ていくつもりです。

今週の重要イベントをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

・3/13(月)

08:50 【日】企業物価指数<2月>、機械受注<1月>
13:30 【日】第三次産業活動指数<1月>
22:30 【EU】ドラギECB総裁発言
23:00 【米】労働市場情勢指数(LMCI)<2月>

・3/14(火)

09:30 【豪】NAB企業信頼感指数<2月>
11:00 【中】小売売上高<2月>、鉱工業生産<2月>
16:00 【独】消費者物価指数(CPI)-改定値<2月>
19:00 【EU】鉱工業生産<1月>、ZEW景気期待指数<3月>
19:00 【独】ZEW景気期待指数<3月>
21:30 【米】生産者物価指数(PPI)<2月>

・3/15(水)

13:30 【日】鉱工業生産-確報値<1月>
16:45 【仏】CPI-改定値<2月>
18:30 【英】雇用統計<2月>
20:00 【米】MBA住宅ローン申請指数<前週>
21:30 【米】☆CPI<2月>、☆小売売上高<2月>、☆ニューヨーク連銀製造業景気指数<3月>
23:00 【米】NAHB住宅市場指数<3月>、企業在庫<1月>
27:00 【米】★★FOMC金融政策発表
27:30 【米】★★イエレンFRB議長会見
29:00 【米】対米証券投資<1月>

・3/16(木)

未定  【日】☆日銀金融政策発表
09:30 【豪】雇用統計<2月>
15:30 【日】☆黒田日銀総裁会見
19:00 【EU】消費者物価指数(HICP)-改定値<2月>
21:00 【英】英中銀金融政策発表、英中銀金融政策委員会議事録
21:30 【米】☆住宅着工件数<2月>、☆建設許可件数<2月>、新規失業保険申請件数<前週>、フィラデルフィア連銀製造業指数<3月>

・3/17(金)…☆G20財務相中央銀行総裁会議(18日まで)

19:00 【EU】貿易収支<1月>、建設支出<1月>
22:15 【米】☆鉱工業生産<2月>、設備稼働率<2月>
23:00 【米】☆ミシガン大学消費者信頼感指数-速報値<3月>、景気先行指標総合指数<2月>

【注意!】
ドル円への影響度合いを考えてピックアップしています。

FX課長の目線!今週の相場見通し

先週は米雇用統計後に引けにかけて強い下落という
結果となっており、この下落がどこまで継続するか
というところに注目しておきたいと思います。

先週のうちに115円はいったんブレイクしましたが、
週の引けにかけて115円を割り込んでいて、
日足ではヒゲで押し返されたようにも見えます。

まだ判断をつけるに早いと思いますが、
115円超えを定着させられるかどうかというところで
今後のシナリオが変わってきそうに思います。

そして、なんといっても今週はFOMCですね。
もう3月利上げはほぼ確実視されている中で
結果が公表されたらどうなるか。
材料出尽くしには十分に注意が必要な局面です。

ただ、もし利上げペースが年4回に加速される
というテーマが新たに出てくると、
再び上昇の燃料が投下される可能性もあります。

そういう意味では、FOMC声明発表後の
イエレンFRB議長の会見における発言が
かなり大事になってきそうですね。

また、今週はトランプ米大統領が予算教書を
提出してくると思われます。
ここで政策面から、期待か失望かわかりませんが
新たな材料が出てくる可能性もあります。
こちらのほうも頭に入れておきたいですね。

115円の節目をめぐる攻防を左右するのは、
これらの材料によるところが多いと思うので、
今週はこういったところを
強く意識しておく必要がありそうです。

気になるラインをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

☆116.80 1月11日高値
☆116.00 節目
★115.60 1月19日高値
★115.50 先週高値
☆115.00 節目

ー現在値ー

★114.70 前週金曜高値、先週水曜高値
★114.30 米ADP雇用統計後上昇の押し目
☆114.00 節目
★113.50 前週安値
☆113.00 節目
☆112.80 今月安値

【注意!】
週末時点で、FX課長が意識しているラインです。
値動きによって随時変わっていくので、ご留意ください。

FX課長が考える!今週の取引戦略

今週はアメリカ絡みでFOMCと予算教書という
気になるイベントがあるので、
それ次第という感じもあるところですが、
いったんFOMCでの利上げ発表までは、
基本的には上目線で見ていきたいと思っています。

そのうえで意識しておくつもりなのが、
まずは114.70円でのサポレジ転換の可能性。
そして、先週の米ADP雇用統計における上昇後の
押し目ラインのあたり。
ここも割られるようだとちょっと,
これ以上の上昇は厳しくなってくるかもしれません。

FOMC後については、利上げペース加速がなければ
基本的には下目線で見ていくことになりそうです。
ほぼほぼ3月利上げは織り込まれていると思うので
わりと狙いやすいポイントかなと思います。
もちろん、それまでに上昇が継続すればの話ですが。

ということで、ざっくりとイベントを挟んで
目線を切り替えていくようなイメージです。
FOMCまでの動きや、結果次第ですし、
また、予算教書による波乱の可能性もあるんですが、
情報を適時に取得して臨機応変に対応したいですね!