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トランプ大統領の減税政策に注目!今後の方向性の決定打

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今週(20日~)のドル円は、まずは調整の動きから。
先週(13日~)末には112円半ばをつけていましたが、
火曜(21日)には、113円後半まで戻しています。

ただ、先週後半の下落のちょうど半値が重たく、
114円に届かないまま上値を抑えられてしまいます。
すると、水曜(22日)は再度強い下落が再開、
一時は113円を割り込む局面もありました。

しかし、112円に入ったところの買いも分厚く
なかなか下値が伸びていかないような状態です。
そんな中、仏大統領選挙関連のニュースで上昇しますが、
FOMC議事録の公表で再び強い下落が再開し、
執筆時点で113円ブレイクをトライしている状態です。

この強い下落の勢いと、根強く続く買い支え、
どちらに軍配が上がるか、重要な局面ですが、
現在の市場テーマごとに、状況を確認していきましょう。

課長が解説!現在の市場のテーマ

・トランプ政権の政策に対する期待と不安

現在のドル円は、昨年末のトランプ相場による
急上昇の調整局面の中にあります。
大規模な財政出動と減税を行うということで
大いに期待されていたわけですが、
その具体策がどうなっていくのかを見極めよう
というのが、市場が考えていることでしょう。

9日には、トランプ米大統領
「2、3週間以内に」減税政策の中身を明らかに
するという発言をしています。
今のところは明らかになっていないですが、
これがいつ出てくるのかは要注目ですね。

なお、今後の大きな流れとしては、
来週火曜(28日)に議会で施政方針演説を行い、
3月13日に予算調書が発表される見通しです。
政策面で市場の期待に応えられるかどうか、
これによって今後の方向性は大きく変わります。

現在の調整局面後の動きがどうなっていくのか
しっかり動きに着いていけるように、
そのタイミングに備えて準備しておきましょう。

・アメリカの利上げ動向

アメリカは今年度利上げを3回行うというのが
市場のコンセンサスです。
そして、とくに今市場が意識しやすいのが
3月のFOMCにおいて利上げがあるかどうか。

この点、3月利上げがあり得るということを、
FOMCメンバーからコメントが多く出ています。
昨日も、パウエルFRB理事が言っていましたね。
実際に3月利上げがどうなるかは、
その時にならないと分からないことですが、
こういった要人発言は注意が必要ですね。

なお、昨日は前回のFOMCの議事録が
公表されましたが、利上げに大して積極的な
コメントが含まれていました。
アメリカの経済が予想通りに進むという前提で、
トランプ政権の政策次第という面はありますが、
このスタンスは意識が必要だと思います。

ただ、このFOMC議事録、この内容以上に
注目されたのが、ドル高けん制の発言です。
ドル高によるマイナスの影響が出たら
利上げに影響するということなんですが、
これを受けて、ドル円は大きく下落するという
反応を示しています。

利上げのコメントであまり上げずに、
為替の発言で下げているという反応の感度が
少々気になるところです。

フランスの大統領選挙が今年ありますが、
極右政党のルペン氏が勝利する可能性が
懸念されています。

イギリスにおけるEU離脱派の勝利、
アメリカにおけるトランプ氏の勝利という
流れの延長線上にあるものだと思いますが、
もし懸念が本当になると混乱を生みそうですね。

昨日、中道のマクロン氏・バイル氏の
共闘が合意されたとのニュースで、
ルペン氏勝利の可能性が下がったということで、
大統領選挙に対する懸念が後退しました。

これにより、ユーロが買われるという動きが
起こっています。
また、ドル円もリスクオフ後退の影響によって
上昇する反応を見せています。

こういった欧州の政治不安の浮き沈みによって
市場の雰囲気が左右されやすい状況なので、
今後も注意が必要になってきそうです。

コラム「相場はいつ動き出す?」

昨日のドル円の動きは、下げて上げて下げてという
極端に流れが変わる、激しい動きでしたね。
最近はこういう感じが多いと思いますが、
ニュースでコロコロと流れが変わるんですよね。

なんでこういうことになっているかというと、
要は、市場がどっちに行けばいいのか分からずに
迷ってしまっている、ということだと思います。

実際に、現在の状況というのを考えてみると、
とくにトランプ米大統領の打ち出す政策で
アメリカがどうなっていくか次第の部分が多く
なかなか長期的に目線を定めにくいんですよね。

強い経済政策が打ち出されれば、
少なくとも短期的には、
世界経済は好調を維持できることでしょう。
逆に、いろいろな不安が顕在化してしまうと、
○○ショックのようなことだってありえそうです。

両極端がどちらも起こっちゃいそうなんですよね。
こうなっては、市場としては、先が見えないので
目先のニュースで一喜一憂しやすくなるわけです。

長い目線でのトレードをやるうえでは、
ちょっとやりにくい感じの相場かもしれません。
今年に入って、ブログでもよく書いてますが、
今は細かく利食っていくという感じで
ある程度、割り切りが必要だと思っています。

ただ、来週はトランプ氏の施政方針演説があり
3月に入れば予算調書も出てきます。
より具体的な中身が見えてくることで、
市場の目線も徐々に定まってくるかもしれません。

そろそろ方向感も定まってくれないかと
ちょっと期待しつつ、動き出すその日を
待っていようと思います!