まだ見えぬ米経済対策 高まるリスクオフの流れ

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今週(6日~)のドル円も重たい展開が続いていますね。
上値の切り下げが続く中、節目の112円がサポートとして
かなり強く効いていましたが、月曜(6日)深夜に、
ついにブレイクをされてしまっています。

ただ、その後は下押しが続かず、下値は111円半ばまで。
水曜(8日)にも下押し局面がありましたが、
これも同じところで跳ね返されています。

依然上値切り下げは継続していて下落トレンド中ですが、
下がったところではしつこく買いも入っている状態で、
けっこうリバウンドも強いという状態です。

なかなかスカッとしない展開が続きますが、
現在の市場テーマについて確認していきましょう。

FX課長が解説!現在の市場のテーマ

・トランプ政権の政策に対する期待と不安

アメリカファーストを掲げて当選したトランプ大統領、
期待されているのはなんといっても、その経済政策です。
大幅な財政出動と減税が行われるということで、
当選が決まって以降、株価は大きく値を伸ばし、
ドル円もこれに連れて、大きく上昇しました。

しかし、その保護主義的な政策に対する不安があるのも事実で、
とくに、移民・難民の受け入れ拒否の大統領令が
相場がリスクオフの流れのきっかけになってしまうなど、
負の側面も出てきている状況です。

特に日本にとっては、保護主義に伴って、
アメリカ要人が為替に対して口を出してくることが、
気になるところです。

金曜(10日)に行われる日米首脳会談ですが、
為替についてのコメントが出てこないか、気になるところです。
ドル円的にはけっこう警戒されるポイントなので、
意識しておくべき時間軸だと思います。

また、ここにきて気になるのが、いろいろ大統領令は出てますが、
肝心の経済政策の本丸部分が、まだ出てきていないところです。
議会運営的にいろいろとハードルがあるようですが、
市場の雰囲気として、期待外れ感も漂いつつあるような気がします。

ドル円も今は、下では買いが入って固い感じですが、
あまり長引きすぎると、ズルズル行ってしまうかもしれません。
ただ、逆に言うと、これがガツンと出てきたとしたら、それが
もしかすると底打ち反転のタイミングになるのかもしれないですが。

こればかりは分かりませんが、いずれにせよトランプ政権の動きには
引き続き注意を払っていく必要がありそうです。

・アメリカの利上げ動向

これもトランプ政権の財政出動・減税の動きがどうなるかに
深く絡んでいる点ですが、アメリカの今後の利上げがどうなるかは、
ドルの強さに大きく影響を与えてきます。

昨年最後のFOMCで、2017年度は年3回の利上げ見込みということに
なっていますが、これにはトランプ政権による経済の後押しが
かなり重要な要素になってくるように思われます。

ちなみに、ここのところFOMCメンバーの地区連銀総裁による
3月利上げの可能性についてのコメントが出たりもしていますが、
市場の見方的には、3月の可能性はかなり低いように思います。

むしろ、2月の米雇用統計の失業率・賃金の値なんかを見ていると、
年3回という数字にも”?”マークがついてくるかもしれない、
というようなところも、若干気になってきたりしています。

・欧州の政治不安

月曜の深夜にドル円は112円を下にブレイクしたわけですが、
その要因の1つが、4~5月に行われるフランス大統領選について、
不透明感が高まったことが挙げられます。

イギリスのEU離脱、トランプ米大統領誕生という流れがありますが、
フランス大統領選でも反EUや移民反対の右派政党が躍進してる
ということなんですね。

もし本当にこのまま躍進が続いてしまうとなると、
市場的にはどうしても警戒、リスクオフムードになっちゃいますよね。
ドル円には直接関係はないですが、無視できない要素なので、
このニュースには注意しておいたほうがいいでしょう。

また、このほかにもギリシャの債務問題が再燃している

コラム「ポジポジ病対策の荒療治」

ここのところ、基調としては下落トレンドが続いていますが、
なかなか下値も固く、リバウンドも大きいところがあって、
長めにポジションを持っていても、
思ったように値が伸びてくれない、という局面かもしれません。

こういった時って、けっこうイライラしちゃう人って
いたりするんじゃないでしょうか。
例えば、長くポジを持っていて、一時は大きく利が乗っていたのに、
リバウンドで大きく戻された切らされちゃったり。
また、その後に伸びてしまって、
切らかったら大きく利が大きく乗ってのに、ってことになったり。

こういう時って、ついつい利益を取り返そうとしたりして、
あらぬところでポジションを持っちゃうなんてことが起こりがち。
いわゆるポジポジ病というやつです。

FXでのメジャー疾患の1つでもあるポジポジ病ですが、
なかなか克服するのが難しい病気でもあります。

このポジポジ病の対策として、多少荒療治ではありますが、
メイン口座とは別に、ポジポジ用のサブ口座を作るという方法を
以前、やったことがあります。

ポジりたくてしかたないのを我慢するのはキツいので、
思う存分ポジっていい口座を作るわけです。
ただし、当然ですが資金は十分に小さくしておきます。

少額であっても、ポジションを持っていることで、
意外と心は休まるものです。(←これ重要!)
とにかくポジポジしたくなったら、この口座でトレード。
そして、メイン口座を使うのは、ここぞという時だけに絞ります。

しばらく経って成績を見てみると、
ポジポジ口座はだいぶイケてない結果になっていました。
ポジポジだけの結果をダイレクトで見ることで、
「ポジポジはダメだ」ということを、身に染みて感じられました。
また、あくまで小さい資金でやっているので、
メイン口座でポジポジしちゃうよりも、だいぶ被害は少ないです。

好きなだけポジってダメさを実感するという荒っぽいやり方ですが、
個人的にはけっこう効き目があったと記憶してます。
どうしてもポジポジ病が治らないという人は、一度お試しあれ!