米利上げ動向に注意!FOMCをしっかり抑えよう

 

f:id:fxtradelab:20170126142020j:plain

トランプ新政権が発足してから、最初の1週間でしたが、

ドル円はまずは下落の反応を見せていますね。

今週(23日~)は月曜日から窓を下に開いての、
114円前半からのスタートでしたが、その後も引き続き
強い下落の動きを見せ、月曜(23日)うちに
直近下値の112円半ばをブレイクするような流れとなります。

いったんは、強い下落はこの112円半ばで支えられ
113円後半まで戻していますが、114円台に乗せることはできず、
現在も113円台での推移を続けているという状態です。

トランプ大統領に関するニュースもいろいろ出てきていますが、
現在の市場テーマについて、おさらいしていきましょう。

FX課長が解説!現在の市場のテーマ

・トランプ次期政権が打ち出す政策の中身

先週末にトランプ政権が発足して、さっそくTPP離脱が表明されたり、
また、メキシコ国境に壁を建設するという大統領令に署名したりと、
いろいろと動きが出てきています。

その他にも、オバマケア見直しや、中絶を支援する組織への援助停止など
いろいろなものが出てきている状態です。
ただ、コアとなる大幅な財政出動、軽減策というところについては、
まだこれからという感じでしょうか。

なお、新政権発足後のドル円の反応としては、
トランプ新大統領による強引な保護政策に対するリスク回避というような
もののほうが強く、初動としては下落の反応を見せていました。

いったんは直近下値の112.50円というところで支えられて、
徐々に上に向いてきているという状況ですが、
まだ上方向に本格的に向いてくるには、これといった材料が不足している
というような印象があります。

今後も、トランプ新政権が打ち出す政策について、
経済が底上げされるであろうという(ドル円に対する)プラスの要素と、
保護主義的な側面のマイナス要素、両面を見ながら、
市場の反応を丁寧にチェックしておく必要があるように思います。

・アメリカ要人のドル高けん制発言

トランプ新政権は強い保護主義的な思想を持っていることから、
為替の側面ではドル高に対して強い制御をかけてくることが
強く懸念されると思っています。

実際に、就任式前にもトランプ氏がドル高を牽制する発言をしていますし、
次期財務長官となるムニューチン氏もドル高を懸念するという
発言をしたことが、ブルームバーグの報道で明らかになっています。

こういう発言があると、どうしてもドル円には強い下落圧力がかかり、
この報道があった月曜(23日)いは112.50円という直近下値にトライする
きっかけともなっています。

また、先週にはFOMCメンバー(地区連銀総裁)からも
「ドル高→輸入物価下落→インフレ阻害」ということで、
ドル高に対する懸念を表明する発言などもありました。

今後もこういったアメリカ要人の為替に対する発言については、
短期的な相場を動かす要因となるので、
注意しておく必要があると思います。

・アメリカの利上げ動向

イエレンFRB議長の最近の発言では、
2019年末までに、アメリカは年数回ペースでの利上げを継続する
という見込みが表明されています。

アメリカは今後、数年にわたって、ハイペースな利上げの局面に
入ってきているということで、
ドルに対しては強い上昇圧力がかかりそうですね。

実際に、この発言からドル円は強い上昇を見せたということもあり
市場も、アメリカの今後の利上げについては敏感に反応しやすい
ということの表れじゃないかなと思っています。

ということで、今後のアメリカの利上げの動向については
今年も引き続き注意が必要で、まずは次回、
今月末に予定されているFOMCが注目されそうです。
今年も、時間軸の節目として、
FOMCの日程はしっかり押さえておきましょう。

【コラム】

現在、トランプ新政権が発足したてということもあって、
ドル円相場は、不安定に上下を繰り返している状態です。

こういう状況でのトレードにおいて、
拠り所の1つとなってくるのが、水平ラインだと思います。
実際に今週前半も112.50円がいったんの底値となって、
そこから上昇する動きを見せていますよね。

今回はこのラインをショートのイグジットの目安、
あるいは、ロングのエントリーの目安として使えたわけです。

この結果だけを見てみると、大事なラインを基準に使って
エントリー・イグジットしたらうまくいくんじゃないかと、
けっこう簡単に見えたりもしちゃいますが、
現実問題はそう簡単にはいきません。

結果的に反転するラインというのは1つだけですが、
そこに至るまでの反転候補のラインは無数に存在するわけです。
もし、それらすべてを使って反転を前提にトレードしたら、
おそらく勝率はひどい有様になることでしょう。

また、例えば、仮に運良く目をつけていたラインで
相場が反転したにしても、いったんそこをブレイクして
ヒゲで戻してからの反転というパターンもよくあります。
(いわゆる2Bリバーサルと言われるやつです。)

そういう時に、このラインだけを基準にトレードすると、
相場をチェックして「よし!うまくいったぞ!」って思っても、
実はヒゲで刈られていた、なんてことはよくあるパターンです。

ラインを使う場合は、逆張り的に使うよりも、
あくまでしっかりとした反転を確認してから、
順張り的にエントリーするのがいいと個人的には思います。

今みたいな読みにくい相場だと、
短期的なレンジを見ながらのトレードも多くなると思いますが、
ラインを有効に使うために、そういった観点も意識して
トレードしてみるといいんじゃないかな、と思います!