トランプ政権発足!今後の政策に注目

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              出典:pixabay.com

先週(16日~)のドル円は、週前半は下げる展開でした。
イギリスのハードブレクジット警戒や、
トランプ氏のドル高けん制発言報道などで
月曜(16日)高値115円半ばから112円半ばまで下落しています。

その後は、イエレンFRB議長の利上げに積極的な発言などもあり
トランプ氏の大統領就任式にかけて、115円半ばまで戻しています。

そして、注目の就任式の時間帯はやはり乱高下となりました。
トランプ氏による演説では新材料は出てこず、
また、暴動などに対する警戒感もあってか、下落という反応ですが、
そこまで大崩れはせず週末引けは114円半ばで収まっています。

TPPの脱退がさっそく表明されていますが、
トランプ政権の政策はこれからどんどん出てくると思います。
そういう意味では、これからの動きに要注目ですね!

それでは、先週の相場を詳細に振り返っていきましょう。

FX課長が振り返る!先週の相場概況

先週のドル円は、前半は下落、後半はその下落を戻す
というような流れでした。
それにトランプ大統領就任式も絡めて、

(1)週前半の強い下落
(2)トランプ大統領就任式までの上昇
(3)トランプ大統領就任式での動き

の3つに分けて振り返っていきます。

(1)週前半の強い下落

前週(9日~)のドル円は強い下落の流れの中、
週末の後半に入って戻す局面はあったものの、
前回上値には遠く届かず、週引けにかけては再び値を落として、
114.50円という低い水準で終了していました。

この下落の背景に、イギリスのメイ首相の発言から、
ハード・ブレクジット懸念が報道されていたことがありました。
先週は火曜(17日)にメイ首相の演説があるということで、

それに向けて、この下落の流れは加速していく展開となります。

そして、メイ首相の演説前には112.70円まで値を落としますが、
その演説の内容はこの懸念を和らげる内容だったことで、
いったんは急速に値を戻していきます。

ただ、このタイミングでトランプ氏がインタビューで
ドル高へのけん制発言をしたことが報道されたことで、
再びドル円は下落への動きを一気に再開させます。
そのまま先ほどの下値を更新して、
112.50円という先週の安値をつけることとなりました。

(2)トランプ大統領就任式までの上昇

その後は、トランプ氏のドル高けん制発言が
主に対中国のものであったことなどから、
行き過ぎた下落の振り戻しから、値を戻す展開となります。
また、就任式が近づいてきたので、
ポジション調整の動きもあったんじゃないでしょうか。

水曜(18日)の夜には113.60円まで上昇し、
1時間足の一目均衡表の雲に差し掛かるところまで戻しています。
そして、多少揉み合いながらもこの雲の中へ突入すると、
深夜のイエレンFRB議長の発言で、
「2019年末までに年数回のペースの利上げが続く」といった、
利上げに対してかなり積極的な内容が飛び出します。

これに市場が強い反応を見せ、雲はあっさりと突破。
翌日木曜(19日)には、115.60円という先週高値をつけました。
その後は、いったん上昇一服、
115円前後で就任式を迎えることになります。

(3)トランプ大統領就任式での動き

就任式は、金曜(20日)の深夜、
日本時間では日付が変わった時間からのスタートでした。

僕はインターネットの生中継で見ていたんですが、
今の時代、現場の雰囲気を直で感じることができるので、
本当にすごい世の中になったもんだ、と思っちゃいました。 

無政府主義者の暴動やら、いろんなデモの動きもありましたが、
まあ、無事に就任式自体は終わったので、
ひとまずはヤレヤレといったところでしょうか。

ただ、注目の就任式でのトランプ大統領の演説では、
今までの方針を述べただけで、
これといった新材料というのはなかったように思います。
強い経済対策への期待と、保護主義への懸念というのが
感じられる内容で、まあ、これまで通りということです。

結局、まあ、暴動やらの警戒もあったんだと思いますが、
一時は114.20円まで下落し、週引けにかけては戻して
114.60円で終わるという感じでした。
正直なところ、思ったほど動かなかったなという印象です。

今週の重要イベントをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

・1/23(月)

13:30 【日】全産業活動指数<11月>
14:00 【日】景気先行指数-改定値<11月>、景気一致指数-改定値<11月>
20:00 【EU】☆ドラギECB総裁発言
24:00 【EU】消費者信頼感-速報値<1月>

・1/24(火)

17:00 【仏】製造業購買担当者景気指数(PMI)-速報値<1月>、サービス業PMI-速報値<1月>
17:30 【独】製造業PMI-速報値<1月>、サービス業PMI-速報値<1月>
18:00 【EU】製造業PMI-速報値<1月>、サービス業PMI-速報値<1月>
18:30 【英】財政収支<12月>
24:00 【米】☆中古住宅販売件数<12月>、リッチモンド連銀製造業指数<1月>

・1/25(水)

08:50 【日】貿易収支<12月>
09:30 【豪】消費者物価指数(CPI)<10‐12月期>
16:45 【仏】企業景況感指数<1月>
18:00 【独】IFO企業景況感指数<1月>
21:00 【米】MBA住宅ローン申請指数<前週>
23:00 【米】住宅価格指数<11月>
25:00 【英】☆カーニー英中銀総裁発言

・1/26(木)…オーストラリア祝日

16:00 【独】GFK消費者信頼感調査<2月>
18:30 【英】国内総生産GDP)-速報値<10‐12月期>
22:30 【米】新規失業保険申請件数<前週>、卸売在庫<12月>
24:00 【米】☆新築住宅販売件数<12月>

・1/27(金)…中国祝日(旧正月

08:30 【日】☆全国消費者物価指数(CPI)<12月>
09:30 【豪】生産者物価指数(PPI)<10‐12月期>、輸入物価指数<10‐12月期>
16:00 【独】輸入物価指数<12月>
16:45 【仏】消費者信頼感指数<1月>
22:30 【米】★GDP-速報値<10‐12月期>、☆耐久財受注<12月>
24:00 【米】ミシガン大学消費者態度指数-確報値<1月>

【注意!】
ドル円への影響度合いを考えて、ピックアップしています。

FX課長の目線!今週の相場見通し

これからのドル円ですが、トランプ政権の打ち出す政策次第なので、
非常に読みにくいという状況が引き続き続くと思います。

チャート的には、トランプ相場で大きな上昇を見せた後、
下に押してきているという状態のなか、
先週の週足では長い下ヒゲが出ているという感じですね。
そろそろ、下のほうでは反発も強くなってきてるんでしょうね。

あれだけ一気に上げた後、上昇が一服している状態なので、
しばらくは大きな調整の期間に入っているように思います。
なので、直近の上値下値(けっこう値幅はあります)を意識しつつ、
揉み合いを作りながら上下する感じをイメージしていますね。

この揉み合いを打破するような強い材料が
いつ出るのか、これを待つという感じですかね。

ちなみに、現在、にわかに注目されてたのが
イエレンFRB議長の利上げに関する発言でした。
これに市場が強い反応を見せたので、
短期的に、これはけっこう注目されると思います。

そういう意味では、FOMCの日程は時間軸として
意識しておいたほうがいいように思います。
なお、次回は1月31日、2月1日の開催となっています。

気になるラインをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

★118.60 今月高値
★117.50 前週高値
☆117.00 節目
★116.80 前週水曜高値
☆116.00 節目
★115.60 先週高値
☆115.40 先週金曜高値、前週金曜高値

ー現在値ー

★114.20 先週金曜安値
☆114.00 節目
☆113.70
☆113.00 節目
★112.50 先週安値
★112.00 トランプ相場38.2%戻しライン、節目

【注意!】
週末時点で、FX課長が意識しているラインです。
値動きによって随時変動していくものなので、ご留意ください。

FX課長が考える!今週の取引戦略

しばらくは大きな調整の期間に入る可能性があると見ていて、
このあたりの水準で大きく上下しながらもヨコヨコする
というようなイメージを持っています。

その中でのトレードとなるので、
あまり長期間のポジションは持つメリットは少ないと思います。
節目で早めに利益確定をしつつ、トレードしていくつもりです。

今意識している上値は118.60円、下値は112.50円、
このあたりでの揉み合いをイメージして、
トレードをやっていくつもりです。

ただ、新材料が出ての強い動きには要警戒です。
トランプ政権がこれから具体的な政策を次々打ってくる
わけなので、それを市場参加者がどう解釈するか、
相場の動きを見ながら、丁寧に判断していく必要があります。

トランプ政権が発足してから、最初の1週間ということで、
なにが起こるかわかりませんが、臨機応変な対応を心がけて、
今週もがんばっていきましょう!