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トランプ氏記者会見前後のドル円の動きと今後の影響予測

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                出典:bbc.com

先週(9日~)のドル円は、出だしの月曜(9日)午前中こそ
好調でしたが、その後は下落基調となりました。
翌日火曜(10日)には節目の115円に突っかける場面もありました。

いったんはこの115円は守り切って、反発した中で
水曜(11日)、大注目のトランプ氏の記者会見を迎えますが
ここで期待外れの内容で、相場に一気に下落の圧力がかかります。

ここで115円を割り込むと、
翌日木曜(12日)には113円後半まで値を落とします。
結局、週の引けでもあまり戻せず、114円半ばで終了。

なかなか苦しい展開になってきていますが、
先週の相場の詳細を振り返って、相場の流れを確認していきます。

FX課長が振り返る!先週の相場概況

先週のポイントは、新たな材料が出ると期待された
水曜のトランプ氏記者会見でした。
ということで、

(1)週前半、トランプ氏記者会見までの動き
(2)週後半、トランプ氏記者会見からの動き

の2つに分けて振り返っていきます。

(1)週前半、トランプ氏記者会見までの動き

まず、前週(6日~)の動きの確認ですが、
前週金曜(6日)のアメリカ雇用統計が好調な結果となって、
ドル円は短期的な上昇の流れにありました。

これを受けて、先週月曜は117円という高い水準で始まり、
午前中は前週末の流れのまま上昇の動きで117.50円にタッチします。
ただ、いったんはこの上昇はここまで、調整の下落に入ります。

すると、このタイミングでイギリスのメイ首相の発言から
ポンドを中心にハード・ブレクジット懸念からリスク回避の流れ
が起きて、ドル円も下落の勢いを一気に強めていきます。

結局、この日のうちに、アメリカ雇用統計での上昇分を
全部解消して、116円まで値を落としてしまいます。
チャートの形的にも、前週高値118.60円から上値が切り下がり
少々微妙な感じになってきました。

そして、翌日火曜はこの下落の流れが継続し、
さらに下値を試して節目の115円割れを狙っていく流れとなります。
ただ、ここではいったん115円は守り切って、下落は一服。

翌日水曜に大注目のトランプ氏記者会見が控えてることもあって、
ここからは調整で上に戻して、116円台に乗せた状態で
大イベントを迎えることになります。

(2)週後半、トランプ氏記者会見からの動き

トランプ氏の記者会見は水曜の25時を予定されていましたが、
時間になってもトランプ氏が現れないという、
FXトレーダーにとってはちょっとイライラする展開でした。

このあたりの相場は微妙に迷いながらも、
期待の政策の中身が明らかになるという期待感からか、
比較的上方向に動いていたように思います。

ただ、実際の記者会見では政策の中身が明らかになることはなく、
正直なところ、市場の期待にはまったく応えられていないという
結果になってしまいます。

この期待外れ感から、ドル円は強い下落へと転じ、
この日のうちに、一気に115円も割れてしまう展開となりました。
115円は節目であると同時に先週の安値でもあったんですが、
これを割り込んだことで、チャートの形的にも
上値切り下げ、下値切り下げということになってしまっています。

翌日木曜も記者会見を受けた下げの流れはそのまま継続、
114円も割り込んで、113.80円まで値を落としています。

その後はいったん調整で上に戻していき、
金曜(13日)には好調な小売売上高を受けて115.40円まで戻す
局面もありましたが、記者会見前の直前上値には遠く及ばず、
上値切り下げはキープされています。

結局、週の引けにかけては下落が再開し、
114.50円というところまで値を落としてしまっています。
これで週足も大きな陰線となってしまったという
ちょっと苦しい状態になっていますね。

今週の重要イベントをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

・1/16(月)…アメリカ祝日

08:50 【日】機械受注<11月>、企業物価指数<12月>
13:30 【日】第三次産業活動指数<11月>
19:00 【EU】貿易収支
27:30 【英】カーニー英中銀総裁発言

・1/17(火)

13:30 【日】鉱工業生産<11月>
16:45 【仏】財政収支<11月>
18:30 【英】消費者物価指数(CPI)<12月>、生産者物価指数(PPI)<12月>、小売物価指数<12月>
19:00 【EU】ZEW景況感調査<1月>
19:00 【独】ZEW景況感調査<1月>
22:30 【米】ニューヨーク連銀製造業景気指数<1月>
22:45 【米】ダドリー ニューヨーク連銀総裁発言

・1/18(水)

16:00 【独】CPI-改定値<12月>
18:30 【英】失業者数<12月>、失業率<12月>、ILO失業率<11月>
19:00 【EU】建設支出<11月>、消費者物価指数(HICP)-改定値<12月>
21:00 【米】MBA住宅ローン申請指数<前週>
22:30 【米】☆CPI<12月>
23:15 【米】鉱工業生産<12月>、設備稼働率<12月>
24:00 【米】NAHB住宅市場指数<1月>
25:00 【米】カシュカリ ミネアポリス連銀総裁発言
28:00 【米】米地区連銀経済報告(ベージュブック
29:00 【米】☆イエレンFRB議長発言

・1/19(木)

09:30 【豪】新規雇用者数<12月>、失業率<12月>
18:00 【EU】経常収支<11月>
21:45 【EU】☆ECB金融政策発表
22:30 【EU】☆ドラギECB総裁発言
22:30 【米】住宅着工件数<12月>、建設許可件数<12月>、新規失業保険申請件数<前週>

・1/20(金)…トランプ氏米大統領就任

10:00 【米】☆イエレンFRB議長発言
11:00 【中】☆国内総生産GDP)<10‐12月期>
16:00 【独】PPI<12月>
18:30 【英】小売売上高<12月>

【注意!】
ドル円への影響度合いを考えて、ピックアップしています。

FX課長の目線!今週の相場見通し

トランプ氏記者会見で、相場的には強い下落圧力が起きました。
これによって、現在のドル円は下落の流れの中にあると言えます。
長期的な目線でいくと、トランプ相場での強い上昇トレンドに
あるわけですが、いったんは調整の下落に入ってきたのかな、
というふうに見ています。

ただ、アメリカ雇用統計、小売売上高は良い結果が出ており、
指標結果的には好調が続いているということで、
トランプ氏によるマイナス材料とプラス材料が混在するという
ちょっと分かりにくい状態になってしまっていますね。

そんな中、今週もやはり注目なのはトランプ氏ですね。
今週金曜(20日)にいよいよ大統領就任ということで、
ここから、本番の始まりということになります。

ようやく期待の政策が披露されていくことになるわけなので、
それによって、また、相場に新しい圧力が起こりそうですね。
なので、ここは次の時間軸の節目として意識しています。

ということで、チャート的には下落の流れになってきているので、
基本的にはしばらく下目線に切り替えて見ていきます。
トランプ相場の上昇幅を考えれば、
下値余地はまだまだありそうですしね。

ただ、結局はトランプ氏による新たな材料次第というところなので
下がったところでの強い反発も警戒は必要です。
トランプ氏以外にも要人発言もけっこうあるので、
ニュースに注意しながら、相場を注視していく必要がある
シビアな環境にあるように思います。

気になるラインをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

☆117.00 節目
★116.80 先週水曜高値
☆116.00 節目
★115.40 先週金曜高値
 115.00 節目

ー現在値ー

 114.00 節目
★113.80 先週安値
★113.00 節目
★112.00 トランプ相場38.2%戻しライン
☆111.40 11月28日安値

【注意!】
週末時点で、FX課長が意識しているラインです。
値動きによって随時変動していくものなので、ご留意ください。

FX課長が考える!今週の取引戦略

現在は下落トレンドに変わってきているので、
基本的には戻り売り戦略を考えています。
ただし、けっこう強めの反発も来ているので、
比較的短いトレードで、早めの利益確定を意識していくつもり。

そして、一応は長期的な流れでは上昇トレンドということも
意識しつつ、トランプ氏からの具体的な政策が飛び出した時には
もう一度強い上昇が出てくるというシナリオも
一応は頭の中に入れておこうと考えています。
これに絡んで意識する時間軸が、今週の金曜という感じですね。

相場的にも、けっこう上に下に激しく動くという展開なので、
あまり自分の持っているポジションの固執しすぎず
早めの利益確定というのを意識がけっこう大事になるのかな
というふうに思っています。

しかし、トランプ氏、またいろんな発言が出てきていますし、
これからどうなっていくんでしょうね。
期待と不安が入り混じる複雑な心境ですが、
今週もがんばって乗り切っていきましょう!!