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FOMCを振り返る!!前後の動きにご注目

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先週(12日~)もドル円は非常に強い展開でした。
前週(5日~)後半の上昇の勢いを引き継いで、
週初からいきなり高値を更新して116円台に乗せていきます。

その後は、水曜(14日)のFOMCにかけていったん様子見ムード
となる中、調整の売りも出て115円を割り込む局面はありましたが、
下がったところでは根強い買いに支えられて、底堅い展開。

そして、FOMCで来年の利上げ回数見込みが2回から3回へと上方修正
されたことが伝わると、一気に急上昇をの流れとなります。
これまでの高値は軽く更新して、118円半ばまで到達しています。

今年最後の大イベントが終わったということもあって、
この上昇が一服すると、比較的強い下落が何度か起こりますが、
それでも完全に崩れるには至ってないような状態です。
結局、週の引けは117円後半、依然として高い水準にあります。

それでは、先週の相場を詳細に振り返っていきましょう。

FX課長が振り返る!先週の相場概況

先週の大きなポイントは、なんといっても水曜のFOMCでした。
このFOMCをキーポイントにしつつ、

(1)週スタートからFOMCまでの動き
(2)FOMC後の急上昇
(3)上昇一服後、週末にかけての動き

の3つに分けて、振り返っていこうと思います。

(1)週スタートからFOMCまでの動き

トランプ相場が始まって以降、ドル円は強い上昇中ですが、
前週前半はいったんお休みのヨコヨコという流れでした。
ただ、ECB理事会をきっかけとして、前週後半から再び
上昇が再開し、115円を超えて引けたという状態でした。

こんな形で先週に入っていったわけですが、
月曜(12日)から、いきなり上値を追っていく展開となります。
前週の終わりの勢いをそのまま引き継いだという感じですね。

そして、116.10円まで値をのばしたところで、
ようやくこの流れは一服し、その後は調整で下落していきます。
115円の節目も割り込んで、翌日火曜(13日)には
一時114.70円まで下落する局面もありました。

ただ、大きな流れで強い上昇トレンドが続く中、
短期的な下落が起きても、下がったところでは買い支えられ、
下値をガツガツ攻めていくような展開とはなりません。

水曜深夜にはFOMCの結果公表が控えているということで、
上のほうにもなかなか行きづらく、
この後は115円周辺でヨコヨコする形となっていきます。

(2)FOMC後の急上昇

水曜の深夜のFOMCは115円前半で迎えることとなります。
その結果は、大方の予想通り、0.25%の利上げ実施というもの。
しかし、来年の利上げ回数見込みが2回から3回に上方修正される
という、予想を超えるタカ派的な内容も盛り込まれていました。

この結果を受けて、ドル円は急上昇を見せます。
また、新材料があったということで、急上昇後も材料出尽くし
とはならず、細かい調整の下落をこなしながらも
勢いが止まらず、上昇し続ける展開となっていきます。

結局、水曜の残り数時間で117.40円まで高値更新すると、
翌日木曜(15日)には、118.60円までさらに値を伸ばしています。

(3)上昇一服後、週末にかけての動き

どこまで上がるかと思われたドル円ですが、
木曜の20時半に118.60円をつけたところで
いったん1時間足で上髭をつける形で、短期的に下落に転じます。

この下落では数時間で約1円値を落としますが、
ここまでの上げを考えると、このぐらいはぜんぜん自然な感じの
下落にも見えましたね。

そして、すぐに上昇に転じると、再び118.60円の高値更新を
狙いに来る動きとなっていきます。
しかし、高値更新に失敗したことで、
ここでようやく上昇の一服感が出てきました。

その後は、大きな材料もない中、週末に入っていくということで、
118円前半でヨコヨコする形となっていきます。
これだけ上げてるのにも関わらず、大きな下げにならないというのが
相変わらずの底堅さを感じさせるところもありますが。

しかし、金曜の日中から夜にかけてのヨコヨコ間はすごいですね。
なんというか、値幅の小さい年末を感じさせるような動きです。
もっとも、25時のロンドンフィックスでは、
118.40円から117.50円まで一気に落ちる早い下落も起こっています。

このタイミングで、中国が南シナ海でアメリカの潜水機を接収したという
リスク回避につながりそうな不穏なニュースも流れたりしましたが、
大崩れには至らず、週引けは117.90円と持ち直して終わっています。

今週の重要イベントをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

・12/19(月)

08:50 【日】貿易収支<11月>
18:00 【独】IFO企業景況感指数<12月>
19:00 【EU】建設支出<10月>
27:30 【米】☆イエレンFRB議長発言

・12/20(火)

未定  【日】☆日銀会合金融政策発表
09:30 【豪】豪中銀金融政策会合議事録
15:30 【日】☆黒田日銀総裁発言
16:00 【独】生産者物価指数(PPI)<11月>
18:00 【EU】経常収支<10月>

・12/21(水)

13:30 【日】全産業活動指数<10月>
16:45 【仏】PPI<11月>
21:00 【米】MBA住宅ローン申請指数<前週>
24:00 【EU】消費者信頼感-速報値<12月>
24:00 【米】中古住宅販売件数<11月>

・12/22(木)

09:01 【英】GFK消費者信頼感調査<12月>
18:00 【EU】ECB月報
22:30 【米】☆国内総生産GDP)-確報値<7‐9月期>、耐久財受注<11月>、新規失業保険申請件数<前週>
23:00 【米】住宅価格指数<10月>
24:00 【米】個人所得<11月>、個人消費支出<11月>、コアPCEデフレーター<11月>

・12/23(金)…日本祝日

16:45 【仏】GDP-確定値<7‐9月期>、消費支出<11月>
18:30 【英】GDP-確定値<7‐9月期>、経常収支<7‐9月期>
24:00 【米】新築住宅販売件数<11月>、ミシガン大学消費者態度指数-確定値<12月>

【注意!】
ドル円への影響度合いを考えて、ピックアップしています。

FX課長の目線!今週の相場見通し

今週のドル円ですが、引き続きチャート的には上目線ではあるんですが、
先週末にはちょっと強めの下げが何度か出てきたところもあり、
勢いの低下が気になるところです。

ここまでも110円、115円という節目が意識される値動きをしてきていますが、
すぐ上には120円という、また強烈に意識されそうなラインが近づいています。
流れとしては上方向ですが、少し深めの押しには警戒しておきたいですね。

また、クリスマス休暇を控えた1週間ということで、
とくに利益確定が出やすい環境と言えるかもしれません。
週末に近づけば近づくほど、この可能性は強まるので、
このことは頭の片隅には置いておいたほうがいいように思います。

同時に、相場の値動き自体が小さくなっていくことも考えられます。
先週の金曜もだいぶボラティリティが下がって、狭いレンジでの動きでした。
クリスマスから年末にかけては市場参加者が減ってきて、
値幅が小さくなり、時にはイレギュラーな動きなんかも出やすくなるので、
そういう点にも注意しておきたいですね。

とういことで、チャート分析だけではなくて、
時期による特性も注意しておきたい1週間になりそうです。

気になるラインをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

★120.00 節目
★119.00 節目
★118.60 先週高値
☆118.40 先週金曜高値

ー現在値ー

☆117.50 先週金曜安値
 117.20 先週木曜11時下値
★117.00 節目
☆116.10 先週月曜高値
★116.00 節目

【注意!】
週末時点で、FX課長が意識しているラインです。
値動きによって随時変動していくものなので、ご留意ください。

FX課長が考える!今週の取引戦略

今週についても、チャート的には上方向ということで、
基本的に目線は押し目買い戦略を考えています。
ただし、クリスマス休暇前ということもあって、
正直なところ、あまり変なポジションは抱えたくないな、
というような思いもありますね。

とくに、勢いの強い上昇相場とはいえ、
120円の手前というかなりの高値圏に来ていて、
若干勢いも弱まってきているようにも見えます。
こういったところで焦ってエントリーしてしまうと、
後々、面倒くさいことになりかねませんからね。

時期的にも、もうここから年内にガツガツ上げてくる
材料が出てくるようにも思えません。
無理に取引をすることはせずに、
大きな押し目を待ってから、ヒゲやらなんやらで
下落が止まるサインを丁寧に確認したうえで、
取引はするようにしようかな、という感じです。

2016年もあと残り2週間ですね。
きれいに年を越せるように、無理に取引せず、
ポジション整理を中心に考える時期だと思います!