FOMC間近!!今週のイベントを確認しよう

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先週(5日~)も、ドル円底堅い展開になりましたねー。

週足は強い形の陽線となって、終値で115円も超えてきています。

月曜(5日)早々からイタリアの国民投票ネタもありましたし、
何度か下攻めする局面があった週でしたが、
113円のサポートは相当強く効いてる感じですよね。

そして、木曜(8日)のECB理事会から上攻めの流れとなり
しばらく蓋になっていた115円をついにブレイク。
ブレイク後も上ヒゲは作らず、強い印象の終わり方でした。

今週(12日~)はいよいよ注目のFOMCもあるわけですが、
この流れはどこまで続いていくんでしょうか。
それでは、先週の相場を詳しく振り返っていきましょう。

FX課長が振り返る!先週の相場概況

先週は、イタリア国民投票での乱高下と、
ECB理事会をきっかけに始まった上昇相場がポイントでした。
ということで、

(1)イタリア国民投票に絡んだ月曜の乱高下
(2)週半ばのレンジ相場
(3)木曜のECB理事会からの115円乗せ

の3つに分けて振り返っていきます。

(1)イタリア国民投票に絡んだ月曜の乱高下

前週(11月28日~)のドル円は、上昇相場の中、
115円に突っかけた後、いったんここで跳ね返されて
ジリジリと調整して113.50円で引けていました。

そんな流れの中、先週月曜には早朝からいきなり
イタリアの憲法改正案をめぐる国民投票の開票ということで、
その動向に警戒が集まる中、少し窓を下に開けてのスタート。

そして、国民投票の結果はレンツィ首相が敗北するという
マイナス材料の結果となってしまってしまいました。
ここから、いろいろと懸念も出てくる可能性もあるんですが、
事前にこの結果がある程度予想もされたこともあってか、
これが決定的なリスク回避の流れにはなっていきません。

結局、開票が始まってすぐの出口調査の報道の際につけた
112.90円が最安値となって、その後は戻す流れとなりました。
それどころか、下落トレンドラインを上抜けると、
ヨーロッパ時間以降は再度115円を目指す展開になります。

この日のアメリカ指標、ISM非製造業指数が良結果だった
ことを材料に一気に114.75円まで値を伸ばしますが、
上昇はここが限界。

上値が重いと見ると、ここから一気に反転して
先週高値114.80円の手前で1時間足で上ヒゲを作ってしまい、
ここから今度は一気に急落していきます。

上下に非常に忙しい動きでしたが、下値も相変わらず固く、
この急落では113円を割ることはできません。
結局、イタリア国民投票時の安値には届かないまま、
下落は止められています。

(2)週半ばのレンジ相場

上方向を抜いていくには材料不足、
一方で下方向もトランプ相場の中、非常に固いということで、
火曜以降は、上にも下にも行きづらいような動きになります。

一応、月曜深夜の急落で113円が守られたということで、
その後はジリジリと上に戻していく流れが続きますが、
水曜(14日)に114.40円をつけるのが限界。

このジリジリとした上昇トレンドラインを割れてくると、
今度は下落トレンドになるという感じで、
まあ、いわゆる方向感の出ない揉み合い状態でした。

そして、この揉み合いの中の下限あたりで、
木曜夜のECB理事会を迎えることになります。

(3)木曜のECB理事会からの115円乗せ

ECB理事会では、今後のテーパリングの動向について
市場では意識されていました。
しかし、今回は、資産買い入れ額は減らしたものの、
買い入れの期間が大方の予想よりも長期間の延長が
決定され、予想外に緩和的な内容でした。
また、その後のドラギECB総裁の会見でも、
緩和の姿勢が強調されています。

これをストレートに反応するのはもちろんユーロドルで、
非常に強く下落をする流れとなります。
そして、このECBの緩和的な姿勢を背景に、
全体としてドルが買われる展開となっていきます。

ドル円についても、このECB理事会の発表から上昇、
113円台をウロウロしていた状態から、
一気に114円台へと乗せていきます。

この後は、調整をこなしながら、順調に上値を伸ばし、
翌日金曜(9日)には、ついに115円を突破。
ストップロスを刈り取りながら、ズンズン上昇します。

115円を一度ブレイクした後は、おそらく利益確定の
強い下げも起こって、114円に戻したりもしましたが、
これも問題なく押し返して再び115円台に乗せると、
115.35円まで値を伸ばしていきます。
結局、そのまま大きく崩れることはなく
115.20円で週の引けを迎えることになっています。

今週の重要イベントをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

・12/12(月)

08:50 【日】機械受注<10月>、企業物価指数<11月>
13:30 【日】第3次産業活動指数<10月>
28:00 【米】月次財政収支<11月>

・12/13(火)

09:30 【豪】NAB企業信頼感指数<11月>
11:00 【中】鉱工業生産<11月>、小売売上高<11月>
16:00 【独】消費者物価指数(CPI)-改定値<11月>
18:30 【英】CPI<11月>、生産者物価指数(PPI)<11月>、小売物価指数<11月>
19:00 【独】ZEW景気期待指数<12月>
19:00 【EU】ZEW景気期待指数<12月>
22:30 【米】輸入物価指数<11月>、輸出物価指数<11月>

・12/14(水)

08:50 【日】☆日銀短観<10‐12月期>
16:45 【仏】CPI-改定値<11月>
18:30 【英】失業者数<11月>、失業率<11月>、ILO失業率<10月>
19:00 【EU】鉱工業生産<10月>
21:00 【米】MBA住宅ローン申請指数<前週>
22:30 【米】☆小売売上高<11月>、PPI<11月>
23:15 【米】鉱工業生産<11月>、設備稼働率<11月>
24:00 【米】企業在庫<10月>
28:00 【米】★★FOMC金融政策発表
28:30 【米】★★イエレンFRB議長発言

・12/15(木)

09:30 【豪】就業者数<11月>、失業率<11月>
17:00 【仏】製造業購買担当者景気指数(PMI)-速報値<12月>、サービス業PMI-速報値<12月>
17:30 【独】製造業PMI-速報値<12月>、サービス業PMI-速報値<12月>
18:00 【EU】製造業PMI-速報値<12月>、サービス業PMI-速報値<12月>
18:30 【英】小売売上高<11月>
21:00 【英】英中銀金融政策発表
22:30 【米】☆CPI<11月>、ニューヨーク連銀製造業景気指数<12月>、フィラデルフィア連銀製造業景気指数<12月>、経常収支<7‐9月期>、新規失業保険申請件数<前週>
24:00 【米】NAHB住宅市場指数<12月>
30:00 【米】対米証券投資<10月>

・12/16(金)

16:45 【仏】企業景況感指数<12月>
19:00 【EU】貿易収支<10月>、消費者物価指数(HICP)-改定値<11月>
22:30 【米】☆住宅着工件数<11月>、建設許可件数<11月>

【注意!】
ドル円への影響度合いを考えて、ピックアップしています。

FX課長の目線!今週の相場見通し

115円でもう少してこずるかなと思ってたんですが、
ECBの材料も後押しして、意外とあっさりとクリアしてきました。
しかし、トランプ相場は強いですね。

先週の引けも非常に強い終わり方をしているので、
短期的には、まだ上値をこのまま伸ばしてくる可能性もありそう。
すぐ上には、15年6月~16年6月の下落の61.8%戻しラインの
115.60円があったり、116円という節目もあるので、このあたりが
いったんの目標になりそうな感じでしょうか。

ちなみに、今週はなんといっても水曜(14日)の
FOMCがポイントになってくるように思います。
年内最後の大イベント(日銀会合は置いといて・・・)なので、
この前後での大きめのポジション調整の可能性は
少し意識しておいたほうがいいのかな、というふうに思います。

ですが、大きな流れはあくまでトランプ相場の上昇ということで、
ここで完全にトレンドが変わるというのは、どうなんでしょうか。
もちろん、FOMCにおける来年以降の利上げペース次第なんですが、
トランプ期待が続く以上は、下がったところでは買われる流れは
なかなか崩れないかもしれませんね。

気になるラインをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

★117.00 節目
★116.00 節目
★115.60 15年6月~16年6月の下落の61.8%戻しライン
☆115.35 先週高値

ー現在値ー

★115.00 節目
☆114.60 先週金曜22時台安値
★114.00 節目
☆113.10 先週木曜安値
★113.00 節目

【注意!】
週末時点で、FX課長が意識しているラインです。
値動きによって随時変動していくものなので、ご留意ください。

FX課長が考える!今週の取引戦略

完全に上昇トレンドなので、ロング目線でタイミングを見ていく
イメージで考えているんですが、どうしてもこの上昇の流れで
取っていくとなると、細かく取っていくしかなさそうですね。

この状態での逆張りショートは僕のやり方としてはないですが、
かといって、ここから入ったポジションを長く持って
上を狙うのは、ちょっと厳しいですよね。
あくまで、深い押しを焦らず待つというスタンスです。

ちなみに、今週はFOMCがポイントになりそうですよね。
可能性としては、ここで利上げが決まって、
いったん上がってからの材料出尽くし下げというのも
あり得そうな流れではあります。

ただ、このトランプ相場の流れが完全に崩れるには、
プラスアルファがないと厳しいと思いますので、
あくまで目線は下で拾っていくというイメージです。

まあ、もう年末ということで、FOMCが終わったら、
無理にエントリーせずに、おいしい局面がないかだけを
ぼんやり待つぐらいの感覚でいます。
焦っては負け。
年末まで仕事は忙しいですが、FXのほうは、
FOMC終わったら、もうのんびりやっていきましょう!