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イタリア国民投票目前!今週を振り返り備えよう!!

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先週(11月28日~)もドル円は堅調さを維持した動きでした。
週初こそ前週金曜(11月25日)の下落の流れが継続し、
112円後半でスタートしてから111円前半まで値を落とします。
ここのところでは一番勢いのある下落だったと思います。

しかし、下がってきたところの根強い買いに支えられ、
110円台に突入するところまではいきませんでした。
下が固いことを確認した後は、上昇の流れへと回帰し、
OPECでの減産合意も後押しして、木曜(1日)には
115円手前まで値を伸ばしました。

なお、その後は、アメリカ雇用統計も期待された数字ではなく、
それ以上の上値を目指せる展開にはなっていません。

週足で見ると勢いがだいぶ弱い形になってきています。
このタイミングで、イタリア国民投票があるわけですが、
これがどういう影響を及ぼすのか、気になるところですね。

それでは、先週の相場の復習からやっていきましょう。

FX課長が振り返る!先週の相場概況

先週のドル円は、週のスタートで強く下落しましたが、
下げ止まった後は高値を更新してくる強い上昇となり、
その後は、頭が重たくなって下落するという流れでした。

ということで、

(1)週初の下落と下げ止まり
(2)週半ばの強い上昇
(3)週末にかけての下落

の3つに分けて振り返っていきます。

(1)週初の下落と下げ止まり

前週(11月21日~)のドル円は、堅調な上昇相場で
113.90円まで上昇した後、金曜には比較的強い下落で
112.60円まで値を落とす場面もありました。
引けにかけてはジリジリと上に戻す展開でしたが、
今週はもう1段下げてくる流れからのスタートでした。

月曜(11月28日)は、112.80円と
前週末から下に窓を開けて寄り付くと、
そこから113円に乗せることなく値を下げていきます。

そのまま前週金曜安値112.60円を割ってくると、
さらに下げが加速、一気に112円も割ってきて、
午前中のうちに111.30円という安値をつけます。

数時間で1円以上下げるかなり強い下落でしたが、
1時間足で下ヒゲをつけると、午後には値を戻して
112.80円近くまで上昇を見せます。

この日の深夜にはもう一度下値を試してきますが、
111.30円はきっちりと守られ下値を切り上げます。

翌日火曜(11月29日)には、112.80円を上抜けして
113.30円まで上昇し、きっちり上値も切り上げます。
これで、短期的な下落トレンドは終了となりました。

(2)週半ばの強い上昇

火曜の上値更新後、再び下落の流れとなり、
水曜(11月30日)早朝には112円近くまで値を下げます。
しかし、下値切り上げの流れの中で下落の勢いは出ず、
ここから上昇へと転じていきます。

この段階で、チャート的にはけっこう上げやすい環境に
なっていたと言っていいと思います。

そんな中、アメリカのADP雇用統計が強い結果となり、
さらにOPECで減産合意がなされたという報道が出ます。
上げやすい環境の中、材料もしっかりと後押しする形となり
ドル円は強く上昇、前週高値113.90円をブレイクします。

翌日木曜(1日)の早朝には114.80円と、
大きな節目である115円に手が届きそうなところまで
値を伸ばすことになりました。

(3)週末にかけての下落

木曜は、115円手前で利益確定なども出たのか、
いったん失速して夕方には113.80円まで下落します。
ただ、強い上昇トレンドの中、
ヨーロッパ時間以降には、再度上値を試してきます。

しかし、この上昇では上値更新はできません。
翌日にアメリカの雇用統計本番が控える中、
さすがに115円を攻めていくのは厳しい感じでしたね。

そのまま、ジリジリ下げる展開の中、
翌日金曜(2日)の夜、アメリカ雇用統計を迎えます。
この結果ですが、失業率がかなり好結果だったものの、
賃金は悪い結果、雇用者数も前月下方修正が出るなど
ちょっと微妙なところでした。

マチマチな結果だったので、上下に激しく動きますが、
結果的にはドル円は下方向へと向かっていきました。
ただ、下方向に勢いが出たというわけではなく、
113.50円という依然として高い水準のまま
先週は引けることになっています。

やはり、12月利上げがほぼ決まりという思惑が
下値を固くしているのかな、と感じさせるような
動きでしたね。

今週の重要イベントをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

・12/5(月)

10:45 【中】財新 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)<11月>
12:45 【日】黒田日銀総裁発言
14:00 【日】消費者態度指数<11月>
17:50 【仏】サービス部門PMI-改定値<11月>
17:55 【独】サービス部門PMI-改定値<11月>
18:00 【EU】サービス部門PMI-改定値<11月>
18:30 【英】サービス部門PMI<11月>
19:00 【EU】小売売上高<10月>
24:00 【米】☆労働市場情勢指数<11月>、☆ISM非製造業景況指数<11月>
26:00 【英】カーニー英中銀総裁発言

・12/6(火)

09:30 【豪】経常収支<7‐9月期>
12:30 【豪】豪中銀金融政策発表
16:00 【独】製造業新規受注<10月>
19:00 【EU】域内総生産(GDP)-確定値<7‐9月期>
22:30 【米】貿易収支<10月>、非農業部門労働生産性<7‐9月期>
24:00 【米】製造業新規受注<10月>

・12/7(水)

09:30 【豪】GDP<7‐9月期>
14:00 【日】景気先行指数<10月>、景気一致指数<10月>
16:00 【独】鉱工業生産<10月>
16:45 【仏】経常収支<10月>、貿易収支<10月>
18:30 【英】鉱工業生産<10月>、製造業生産<10月>
21:00 【米】MBA住宅ローン申請指数<前週>
29:00 【米】消費者信用残高<10月>

・12/8(木)

未定  【中】貿易収支<11月>
08:50 【日】経常収支<10月>、貿易収支<10月>、GDP‐改定値<7‐9月期>
09:30 【豪】貿易収支<10月>
14:00 【日】景気ウォッチャー調査<11月>
21:45 【EU】☆ECB金融政策発表
22:30 【EU】ドラギECB総裁発言
22:30 【米】新規失業保険申請件数<前週>

・12/9(金)

08:50 【日】景況判断BSI<10-12月期>
09:30 【豪】住宅ローン件数<10月>
10:30 【中】消費者物価指数(CPI)<11月>、生産者物価指数(PPI)<11月>
16:00 【独】経常収支<10月>、貿易収支<10月>
24:00 【米】ミシガン大学消費者態度指数-速報値<12月>、卸売在庫<10月>

【注意!】
ドル円への影響度合いを考えて、ピックアップしています。

FX課長の目線!今週の相場見通し

ドル円は先週けっこう大きく下落したということで、
さすがに上昇の勢いも少し弱まってきているような気がします。
週足の形を見ても、陽線ではありますが実体部分は小さく
なってきていますよね。

さらに115円という大きな節目がすぐ上にあるということで、
ここをどうい感じで抜けてくるのか、
というのはちょっと気になる感じではあります。

ですが、トレンドとしてはまだまだ完全に上方向なので、
まだまだ、目線を下に向けるのは早いのかな、
というふうに考えています。

先週はアメリカ雇用統計という大きなイベントもありましたが、
期待されたほど強い結果ではないものの、
12月利上げはおそらく固いと市場は見ていると思います。
ということは、やはり13日、14日のFOMCまでは
このネタで下は固くなりやすそうな気がします。

ただ、この週末にはイタリア国民投票という不確定要素が
あることを忘れてはいけません。
本日の朝のうちに大勢は見えてくると思いますが、
結果によっては、リスクオフの流れが急に強まる可能性も
十分にあり得るように思います。

このあたりは、結果が出てみないと分からない部分なので、
月曜の朝については、イタリア絡みのニュースと
それに伴って、相場に強い動きが出てくる可能性には、
特に注意しておいたほうがよさそうですね。

気になるラインをPick up !

(★…最重要 ☆…重要)

★116.00 節目
★115.60 15年6月~16年6月の下落の61.8%戻しライン
★115.00 節目
☆114.80 先週高値
 114.00 節目

ー現在値ー

 113.30 先週火曜高値、先週金曜安値
☆113.00 節目
★112.00 節目、先週水曜安値
★111.60 先週火曜安値
★111.30 先週安値


【注意!】
週末時点で、FX課長が意識しているラインです。
値動きによって随時変動していくものなので、ご留意ください。

FX課長が考える!今週の取引戦略

トランプ相場でドル円はかなり上昇してきて、
現在、節目の115円の手前までやってきている状態です。
週足の形を見ると、勢いが弱まってきている感じなので、
そろそろ深めの調整が入る想定を強めに持っておこうと
考えています。

目線としては、あくまで順張りの上方向なので、
戦略的にも押し目買いを狙っていくつもりです。
ただ、上値更新を狙って、無理をしてトレードする
必要はない局面かな、というふうに感じています。

イメージ的に言うと、下のほうで比較的深い押しを待って
チャンスがあれば拾っておこうか、ぐらいの感覚です。
「焦ってトレードするぐらいならノートレードでもいい」
という、余裕を持ったメンタルを意識しておくつもり。

また、現在はイタリア国民投票という不確定要素も
ちょっと気になるところですよね。
今年は国民投票でいろいろあったところなので、
気をつけたいところです。

結果次第では、イタリアのユーロ離脱、
「イタリーブ」の可能性も出てくるということなので、
一応、リスクオフの流れに対しては
注意を怠らないようにしておきましょう!